令和2年 第89回伝法学院入学式 醍醐寺座主告諭
2020年06月24日
第89回醍醐山伝法学院入学式
醍醐寺座主告諭
本日、醍醐寺一山は伝法学院89回生 院生として、7名の諸君をお迎えしました。
これから1年間、一日一日、一時一時、修行という二文字のもとに日々研鑽して頂きたいと、心から念ずるものでございます。
開山聖宝理源大師は、私たちに「実修実証」という四文字を残してくださいました。
「入りて学び出でて行なう」と理解してください。
そして実修ということは、一時一時自分自身で修行し、身に付けていくことでございます。
そして実証とは、それを身体をもって社会に明らかにしていくことでございます。
どうぞこれから一日一日、7名の諸君は、お互い同士助け合い、そして寄り添いながら一日一日お過ごしください。
でも決して頼り合ってはいけません。お互い同士助け合う、でも決して頼り合わない、ということ。
これをしっかりと肝に銘じて学院での生活をお過ごしください。
是非、頑張っていただきたく、心から念じ告諭と致します。
総本山醍醐寺 座主 仲田 順和