令和2年4月15日 桜会中日「病魔退散」五大力菩薩祈願法要 表白
2020年04月16日
令和2年4月15日 桜会中日「病魔退散」五大力菩薩祈願法要 表白
謹み敬って 真言教主大日如来 両部曼荼羅諸尊聖衆 殊に別ては 本尊聖者不動明王 五大力菩薩 四大八大 諸大忿怒 総じては尽空法界 一切三宝の境界に白して言さく
静かに惟れば全世界は病魔に襲われ 大きな動揺と不安をもたらしているこの病魔は「新型コロナウィルス」と称し 既に十一万人の尊い命を奪い さらに二百万の人々が感染しその治療に苦しんでいる
今ここに醍醐寺桜会中日を迎えるにあたり
祖師伝来の仁王般若経を奉ずる秘法「五大力菩薩祈願法要」を厳修し奉る
仁王般若経と者
一代聖経の中に 独り護国の名有り
五部秘経の内に 更に利人の徳多し
国を護り 人を護る 衆願を満たして欠くることなく
城の如く 壁の如く 諸悪を退けて来たらせず
一千里の外方へ 七難悉く去り
五百城の内室へ 七福皆きたる
之に依り
護国の秘法を修し 病魔の終息を願い
三密の壇場を荘厳し 五大力菩薩の悲願を仰ぎ 百部神王の加持を馮み令和
一心に祈り 病魔退散を願う
若し爾らば
一天泰平 四海無事 五穀成熟 萬民安全
病魔退散 人身和平 乃至法界 平等利益
敬って白す
真言宗醍醐派管長
仲田 順和